新 かんおんの森から

前号へ

劇的大改造快適ビフォーアフター5年2組
☆「劇的大改造快適ビフォーアフター〜5年2組!〜」本山先生の掛け声で,一斉に子どもたちが動き始めました。
それぞれのグループが「すきま風の匠」「採光の匠」になり,
教室を快適にするためにどうしたらよいか知恵を出し合います。材料は新聞紙だけ。


☆「すきま風の匠」グループの男子は,新聞紙を1本の棒に丸め,腰板のすきまに,とにかくはめ込んでいきます。
あっという間に,腰板の枠はふわふわ状態の新聞紙で覆われました。
「見た目より機能重視!」まさに男子の発想です。
一方,女子グループはと言えば,新聞紙を丁寧に畳んで一本の定規にします。
それをほんのわずかのすきまに挟み込み,セロテープでていねいに止めます。
時間はかかりますが,「美しさの追究!」です。


☆「採光の匠」グループは,扉の窓を拭きはじめました。廊下側の窓ガラスからの光を少しでも多く取り入れて,
教室の廊下側をあたたかくするためです。
新聞紙で窓ガラスを拭いたら汚れがよく落ちるということはよく耳にします。しかし,やり方は様々です。
適当に破って,水に濡らし広げたままで拭く子,濡らした新聞紙をくしゃくしゃに丸め,たわし状にして拭く子,
右手に濡れ新聞,左手に乾いた新聞を持ち,二刀流さながらの効率のよさで拭く子…
子ども一人一人の工夫や発想がおもしろいです。どの子も意欲的に取り組んでいました。


☆これは,5年生の家庭科「あたたかく明るい住まい方を工夫しよう」の授業の様子です。
「あたたかさや明るさなどに着目して,寒い季節を快適に過ごすための工夫を考えることができる」
が目標になっています。

学校のいろんな場所で明るい,暗い,暖かい,寒い所はどこかを考えて,調査に出かけていきました。
その時,体感で感じたことを照度計,温度計の数値と結び付け,快適な場所と明るさ,
あたたかさの関係を理解していきました。暗い場所は210ルクスであったのに,
教室の窓側は39,000ルクスもあったのには私も驚きましたが,「明るすぎるんじゃない。」「まぶしいよ。」
「目に悪いでぇ」の声が子どもたちから自然に上がり,快適さへの条件を考えることができたようです。


☆家庭科の最終目標は,家族の一員として生活をよりよくしようと工夫する能力と実践的な態度を育てることです。
生活の中で生じる課題に対して,自分なりに判断をして
課題を解決することができる能力を育てることが求められます。そのために,製作・調理などの実習,
観察,調査,実験などの実践的・体験的な活動を通して,
実感をともなって理解する学習活動の充実が求められています。


☆さて,次の学習は「劇的大改造快適ビフォーアフター〜我が家編〜」です。
子どもたちのどんな発想や工夫でみなさんのお家を大改造するのか楽しみです。
5年2組の子どもたちを見ていて,家庭科で目指す子どもの姿を見たように感じ,うれしく思いました。
         
照度計で調査中          すきま風の「匠」グループ    採光の「匠」グループ    照度計で調査中
 詩を書こうA〜目や耳、心をはたらかせて

努 力

星って昼間は見えないけど

夜になるとキラキラ輝く

誰にも見えない所で 一生懸命がんばる

それって何か努力に似ている

時 間

時間ってなんで過ぎていくんだろう

誰にだって あると思う

止まれ〜止まれ〜って思うこと

自分だって何回も何回も思う

友達と遊んでいるときだって

夏休みの宿題が終わらない日だって

今まで何回思ったんだろう

時間よ,止まれ〜って。

かばん

かばんって 何でも入る すぐれもの

でも いくらかばんでも

人の心は 入らない

     家

家は いろんな音がする

ドン ガタン ギィィ ギシギシ

まるで 家の合唱部みたい

家によって 音が違う

ガララン ドシン ギッコンバッタン

まるで いろんな人が住んでいるみたい

仁後さんの顔

わたしは,ハートプラザに行った

アナウンサーもやった

カメラマンもやった

生のテレビも見た

生のテレビを見ていると

仁後さんの顔全体が映ってきて

友達と すごく笑ってしまった

H24.2.21

                                   

バックナンバー